宇宙戦争
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2006/07/07
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スピルバーグは家族の視点から宇宙戦争を描こうとしたのだろうけど、これが苦しい。地球侵略を目指す宇宙人がちまちまと一軒一軒、一人ひとり地球人狩りしていくというのはねえ。田舎の一軒家にあんなに時間をかけていたら、地球征服なんて、できないんじゃないかと・・・。ダコタ・ファニングが川辺にいると、犠牲者が次々と流れてくるところはインパクトがあるけど、何となく「シンドラーのリスト」風に宇宙戦争を描きたかったのかと思えてしまう。しかし、まあ、壮大な失敗作という感じがする。同じ宇宙人侵略モノならば、ローランド・エメリッヒの「インデペンデンス・デイ」のほうが面白いし、普通の映画にしたくないのだったら、ティム・バートンの「マーズ・アタック!」ぐらい飛んでしまったほうが、成功か失敗かは別にして、いさぎいい感じがする。