いくら、訴訟社会・米国でもねえ

預けたズボンをなくしたとして、裁判官の男性がクリーニング店経営の韓国系移民一家に5400万ドル(67億円)の損害賠償を求める裁判が米国であり、ワシントン高等裁判所は25日、原告の全面敗訴とする判決を言い渡した。あまりに強引な訴訟に「法の乱用の世界的シンボル」(AP通信)などと原告への批判が集まっていた。

 どんなことにも限度、節度というものがある。それは米国でも同じだった。何でも訴えるといわれる米国だけど、さすがにズボンの弁償に5400万ドル(67億円)というのはねえ。その訴訟を起こしたのが裁判官というのもどうかと思うけど、さすがに、この訴訟を認めるほど非常識な社会ではなかった。