米大統領選、ロムニー候補の所得は10億円以上、税率14%

米大統領選の共和党ロムニー候補は21日、2011年の所得は1370万ドル(約10億7100万円)で、190万ドルの税金を払ったとする納税報告書を公表した。税率は14.1%。賃金の最高税率は35%だが、ロムニー夫妻は推計2億5000万ドルの資産を投資し所得の大半を得ており、こうした所得の多くは最高税率が15%。ロムニー氏は、昨年は賃金所得はなく、キャピタルゲイン所得が680万ドル、課税利子所得が300万ドルだった、と報告した。

 うーん。アメリカン・ドリームなんだろうか。しかし、格差社会・米国を象徴するような候補になってしまっているなあ。現在の政治・経済環境を見れば、オバマ大統領が不利だと思うけど、この超リッチぶりを見て、米国人はどう思うのだろう。米国人らしい楽天主義で、明日は自分も、と思うのか、あるいは、現実にはなかなか越えられない階級社会を見るのか。でも、金持ち優遇社会の象徴と見えるけどなあ。

超・格差社会アメリカの真実 (文春文庫)

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