ブット元首相暗殺の犯人はアル・カーイダ?

AP通信によると、パキスタンのナワズ内相は28日、ベナジル・ブット元首相暗殺事件で、国際テロ組織アル・カーイダと、アフガニスタンの旧支配勢力タリバンが「ブット氏暗殺の背後にいる」とした上で、「証拠がある」と語った。パキスタン当局者が今回の事件とアル・カーイダとのつながりを指摘したのは、これが初めて。同国民間テレビARYも同日、アル・カーイダが犯行声明を出したと伝えた。

 ブット元首相の暗殺犯はアル・カーイダタリバン? イスラム原理主義者ということなんだろうか。でも、タリバンパキスタンの情報部がつながっているという噂もあるし、国民は単純には信じないだろうなあ。で、パキスタンは・・・

 AP通信などによると、東部ムルタンでは28日、ブット氏支持者ら約7000人が暴徒化し、銀行やガソリンスタンドを襲撃。治安当局が催涙弾で鎮圧を図った。暴動はブット氏の地元シンド州で最も激しく、暴徒が鉄道の駅などに放火、州都カラチでは警官が発砲して応戦した。シンド州政府高官は28日、同州で警官3人を含む16人が死亡したことを明らかにした。ブット氏の支持者は、ムシャラフ大統領への批判を強めており、暴動がさらに拡大、激化するのは必至だ。

 暴動状態・・・。でもなあ、核保有国なんだよなあ。大丈夫なんだろうか。核兵器の流出なんて事態にはならないのだろうか。ブット元首相が死に、ムシャラフ大統領も失脚なんていうことになったら、米国はパキスタン親米派を二人とも失ってしまうことになるのか。複雑そうだなあ。