消費者庁は、消費者保護のためか、官の自己増殖か

政府は12日夜、「消費者行政推進会議」の初会合を首相官邸で開き、消費者行政を一元化する新組織の具体案の検討に着手した。同会議は複数の府省にまたがる権限を束ねた「消費者庁」の創設も視野に、5月までに報告書をまとめる予定。政府はこれに基づいて、新組織に関する法案を今国会にも提出したい考えだ。

 消費者行政の一元化は、美しい言葉だけど、本当に美しい結果を招くのかどうか。わからないなあ。単純に官が肥大化していくだったら、何となくねえ。消費者保護の名の下に、いろいろな検査やら、評価の制度ができて、それを担保するための財団法人やら、特殊法人やらが増えるんだったら、何だかなあ。焼け太りという言葉もふっと頭に浮かんでくる。まあ、そんなに官僚や政治を疑ってはいけないんだろうけど、でもなあ。