東京もアジアも、株式市場は下落

 経済の先行き不安は高まるばかり。東京株式市場は・・・

10日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。大引けは前週末比250円67銭(1.96%)安の1万2532円13銭で1月22日以来約1カ月半ぶりに昨年来安値を更新した。水準としては2005年9月1日以来約2年半ぶりの安値。7日発表の2月の米雇用統計で雇用者数が大幅に減少したため、米景気の後退懸念が強まり、輸出関連中心に幅広い銘柄に換金売りが出た。外国為替市場での急速な円高・ドル安進行への警戒感から買い手控えムードは強く、売買代金や売買高は低調だった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落。1月22日の昨年来安値に接近した。

 下げ止まらないなあ。昨年来安値を更新してしまった。日銀総裁も決められない国になってしまったし、政権は早くも死に体と言いたくなるぐらいの惨状だし・・・。で、アジアを見渡すと・・・

週明け10日のアジア主要株式相場は、ほぼ全面安だった。中国の上海総合指数は、前週末比3.6%安い4146.299で取引を終了。台湾株、韓国株の下落率は2%を超えた。シンガポール株も安い。前週末の米国雇用統計の悪化を嫌気し、投資家心理が冷え込んだ。

 う〜ん。こちらも冴えない。北京オリンピックが終わるまでは、株価を維持するのが中国の“国策”みたいなムードがあるけど、オリンピックが終われば、下がると、みんなが思えば、マーケットは先取りしてしまうよなあ。いずれにせよ、ちょっと暗いなあ。