米FRB、FF金利を0.75%下げ、NY株式市場は急反発

米連邦準備理事会(FRB)は18日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最も重要な政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%引き下げ、年2.25%とすることを賛成多数で決定、即日実施した。FOMC終了後に発表した声明で「下振れリスクはなお残る」と景気の先行きに懸念を表明。「必要に応じて迅速に行動する」と強調し、一段の追加緩和に含みを残した。

 FRBは市場の沈静化に必死。FF金利を0.75%下げ。市場では、1%の大幅下げを予想する向きもあったが、それよりは0.25低く、利下げを余地を残した形。でも、株式市場は反応。

18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅続伸。前日比420ドル41セント高の1万2392ドル66セントと、2月28日以来の高値で終えた。上げ幅は2002年7月29日以来の大きさ。ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに急反発し、同91.25ポイント高の2268.26で引けた。証券大手の決算が市場予想を上回り、信用リスクを警戒する市場の安心感を誘った。

 リーマン・ブラザースとゴールドマン・サックスの決算発表があったが、これが思ったよりも良かったと言うこともあったんだな。でも、当分、神経質な展開が続くんだろうなあ。