イラクでの米軍戦死者が4000人を超える

The death toll of U.S. soldiers in Iraq reached 4,000 on Monday, days after the fifth anniversary of a war that President George W. Bush says the United States is on track to win.

 ブッシュ大統領が開戦5年で「勝たなければならない戦争」という一方で、イラク戦争での戦死者が4000人に達する。ワシントンポストのオンライン版は、「Faces of the Fallen」というコーナーで、イラクアフガニスタンの戦死者の顔写真の掲載を続けている。
 http://projects.washingtonpost.com/fallen/
 戦争の犠牲者はとかく数字になってしまいがちだが、一人ひとりにそれぞれの人生がある。そうした生身の人間であることを視覚的に表現するには、プロフィール写真は効果がある。しかも、このサイト、それだけではなくて、一人ひとりの出身地、年齢、所属部隊、戦死した状況についてまでレポートしている。例えば、2月20日に戦死したConrad Alvarez軍曹の項目を見ると、グーグルMapを使って戦死した場所まで表示してある。また、本人に関連しらリンクもある。
 http://projects.washingtonpost.com/fallen/dates/2008/feb/20/conrad-alvarez/
 全員がここまで把握されているわけではないが、ひとつひとつ墓碑銘を刻んでいく作業は、ジャーナリズムだなあ。そして、インターネットではなければ、できないジャーナリズムだなあ。