有馬哲夫「原発・正力・CIA」
- 作者: 有馬哲夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 新書
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読売グループは正力の支配が強いため、彼とコネクションを築けばこのメディア複合体全体を動かすことができるという利点がある。他の会社では、社主と編集主幹などの間で権力が分散しているため、複数の重要人物にアプローチしなければならない。これは秘密保持のうえで問題が大きいうえ、あえてこの危険を冒したところで思うようなけっkが得られない恐れがある。アメリカ情報機関にとって讀賣グループはもっとも扱いやすく、また親近感が持て、高い効率も期待できるメディアだったのだ。
う〜ん。この中央集権型の構造自体はいまも変わらないのではないだろうか。