米大統領選・第1回ディベートはオバマ優勢?

The CNN/Opinion Research Corp. survey is not a measurement of the views of all Americans, since only people who watched the debate were questioned and the audience included more Democrats than Republicans.Fifty-one percent of those polled thought Obama did the better job in Friday night's debate, while 38 percent said John McCain did better.

 午前中、CNNで米大統領選の第1回ディベートをライブ放送していた。両者とも決定打には欠いていてものの、調査では、民主党オバマ共和党のマケインよりも優勢だった様子。この放送、面白くて、民主、共和、中立の3つのモニター集団(フォーカス・グループ)がリアルタイムで、プラス、マイナスを入れていき、それが折れ線グラフで出てくる。これを見ていると、ビジョンを語ると得点が上がり、過去のことを語るとダウンしていく。オバマ陣営は、この選挙戦を「未来と過去」の戦いにしたがっているというが、その目論見は当たっているのかもしれない。
 マケインは、オバマの実績のなさ、未熟さを攻撃したいのだが、そのために自分の実績を長々と語ると、とたんに得点が落ちていく(聴衆が白けていく)。マケインがしきりと「オバマはわかっていない」と攻撃していたのだが、論戦の後、政治アナリストが「これは聞く人によっては、年寄りが近頃の若者はわかっていないといっているように聞こえる」と解説していた。確かに、小馬鹿にしているように見える。しかし、そうした“経験ある政治家”たちが現在の米国の惨状を招いたとも言えるわけで、ポイントにはならないのだろうなあ。ただ、民主、共和両党ともに政治的な主張が別れており、線がプラス、マイナス両側に分かれることも多かった。
【参考】
ハフィントン・ポストが報じたディベート評価
 ABCの調査でも、オバマ優勢。そのほかの評価も。ハフィントン・ポストは民主党寄りみたいだから、そちら中心の報道になるのかもしれないが。
 http://www.huffingtonpost.com/2008/09/26/first-obama-mccain-presid_n_129569.html