タイムワーナーがAOLを分離

米メディア大手タイムワーナー(TW)は28日、傘下のインターネットサービス部門AOLを分離すると取締役会で正式決定したと発表した。2001年に統合した両社の組み合わせは老舗メディアと新興勢力による「世紀の合併」と騒がれたが、10年足らずで解消する。AOLは株式公開した独立企業となり、メディア再編の火種になりそうだ。

 世紀の合併と言われた新旧メディアの統合は、これといった成果を生まぬままに、終わってしまった。AOLがニューメディアの旗手でなくなってしまったこともあるが・・・。さらにいえば、AOL自体、インターネットが本格的に普及する前の過渡期的存在だったといえないこともないし、2001年というのは、AOLがピークを迎え、下降しようとしているときだったともいえるのかも。全部、後講釈だけど。