日本郵政社長に、あの斎藤・元大蔵次官

日本郵政の後任社長に元大蔵省(現財務省事務次官斎藤次郎氏(73)が決まった。今でも古巣の財務省に影響力を持つと言われる官僚トップOBの起用は、「脱官僚依存」を掲げる鳩山政権の理念とは大きく異なる人選だ。斎藤氏は93年発足の細川連立政権時代、新生党代表幹事だった小沢一郎氏と連携を強め、その後も親交は続いた。07年、民主党代表だった小沢氏が当時の福田康夫首相(自民党総裁)と「大連立」に動いた時は、仲介役を果たしたとされる。日本郵政トップへの起用は、民間の有力候補が見当たらない中、亀井静香郵政改革担当相が「小沢人脈」を頼ったとの見方もある。

 昔の恩は忘れませんーーなのだろうか。斎藤次郎・元大蔵次官がここで出てくるとは・・・。亀井氏が小沢氏にご機嫌伺いしたのかどうか。小沢・斎藤コンビは、細川連立政権を支えたともいえるし、崩壊させたともいえるし・・・。今度は創造か、今度も破壊か。鳩山政権を支えるのか、崩壊させるのか。わからないなあ。しかし、思わぬところで「1993年」が蘇ってくるんだなあ。