リーガ・エスパニョーラ「クラシコ」はバロセロナがレアルを粉砕

サッカーのスペイン１部は２９日、バルセロナ対レアル・マドリードの伝統の一戦「クラシコ」を当地で行い、バルセロナが５─０で圧勝。レアルを抜いて首位に浮上した。バルセロナはシャビとペドロのゴールで前半を２点のリードで折り返すと、後半にもダビド・ビリャが２ゴールを決めてリードを拡大。さらに終了間際、途中出場のジェフレンがダメ押しの５点目をマーク。昨季王者が流れるようなパス攻撃でレアルを圧倒した。

　ジョゼ・モウリーニョ監督率いる今年のレアル・マドリードは無敵かと思った。エジルが入り攻撃が多彩になり、クリスティアーノ・ロナウドも絶好調。一方のバルセロナは勝ってはいるものの、今ひとつエンジンがかかっていないんじゃないかと思った。今年バレンシアから移籍してきたビリャ（ビジャ）もなかなか調子が出なかった。それが、この結果。ゼロ封で5得点。クラシコではバルセロナが強いというけど、その通りの結果になってしまった。これでバルセロナはクラシコ5連勝。
　WOWOWを見たら、レアル銀河系軍団のスーパースターたち、クリスティアーノ・ロナウドもキーパーのカシージャスも最後は呆然としていた。今年のレアルは失点が少なく、ディフェンスが強くなったといわれていたのに5失点。ボールの支配率も、バルセロナの67％に対してレアルは33％。試合の3分の2はバルサが支配し、あのレアルがボールに触らせてもらえなかった。メッシは得点はしなかったが、いくつもの得点を演出していた。しかし、すごい勝ち方だし、見ていて楽しい華麗なサッカーだった。今日はバルセロナの「カタロニア讃歌」といったお祭りの日でした。
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