公安テロ情報流出本、東京地裁が出版差し止めの仮処分。ようやく...

警視庁公安部で国際テロ対策を担当する捜査員や協力者の個人情報などがインターネット上に流出し、第三書館（東京都新宿区）が流出した資料をそのまま掲載した本を出版した問題で、東京地裁（田代雅彦裁判長）は２９日、個人情報が掲載された国内在住のイスラム教徒ら数人の申し立てに基づき、同社に出版や販売の差し止めを命じる仮処分決定をした。（略）決定は本の内容について、「テロリズムに関する犯罪の容疑者であるかのような記述がされている」と指摘し、実際の容疑の有無にかかわらず「プライバシー侵害にあたる」と判断。「公益を図る目的でないことは明らかで、公開されれば回復不可能な損害を受ける恐れがある」と指摘した。書籍の出版・販売の差し止めは、「表現の自由」と「検閲の禁止」を定めた憲法に抵触する恐れがあるため、認められるケースは少ない。

　第三書館の「流出『公安テロ情報』全データ」の出版が差し止めに。警視庁が動いたのではなくて、掲載された人たちの申し立て。自分の身は自分で守れか...。ということは、いまだに、これは公式には警視庁のデータではないということか。官僚主義という感じだなあ。
【やぶしらず通信・関連ログ】
・テロ関係の流出内部資料が出版されてしまった。警視庁は内部資料でないと？（11月27日） => http://t.co/pQ4fWO5