エジプト、ムバラク大統領はカイロを離れる

エジプトのムバラク大統領は11日、首都カイロを離れ、東部の保養地シャルムエルシェイクに空路到着した。英BBC放送などが報じた。大統領はこれに先立つ10日夜の演説で、スレイマン副大統領への権限移譲を発表したが、反政府デモの市民らが求める即時辞任は表明しなかった。事実上、象徴的な立場となった可能性がある。

 ムバラク大統領はカイロを離れる。デモの沈静化を狙ったのだろう。「象徴的な立場」って何だろう。圧制、拷問の象徴? スレイマン副大統領も情報機関の長として弾圧の当事者だったわけだし、CIAだったとか*1、いろいろウワサもある中で、これで収束するのかどうかはわからない。傀儡と思われているだろうし...。
 で、このムバラクがカイロを離れたというニュース、ABCのクリスティアン・アマンプール記者がいち早くツイッターで速報していた。

Senior egyptian official tells me Mubarak has left Cairo. Remains in Egypt as figurehead Prez. He left last night after speech to nation

 これが流れたのが日本時間の22時前。ムバラクがいつ出発したかは昨晩か今日かわからないが、カイロを離れ、エジプト国内にとどまっていることは、そのとおり。ムバラク大統領との単独インタビューといい、情報が錯綜する中で、アマンプール記者のレポートは信用できそう。
【やぶしらず通信・関連ログ】
クリスティアン・アマンプール Christiane Amanpour => http://t.co/ozNMksr

*1:Suleiman: The CIA's man in Cairo - Opinion - Al Jazeera English => http://t.co/55Vjsrs