名目GDP、中国2位、日本3位。内閣府発表の“公式記録”で順位逆転

日本の内閣府が14日発表した2010年の名目国内総生産(GDP)は5兆4742億ドル(479兆2231億円)と、初めて中国を下回り、米国に続く世界2位から3位に転落したことが分かった。日本の実質GDPはプラス成長を記録したものの、成長率は3.9%にとどまった。中国のGDPは5兆8786億ドル、成長率は10%を超えた。日本政府は、今後20年以内で中国経済はさらに米国を超え、世界トップに躍り出るとの見通しを示している。

 ついに、この日がやってきた。中国経済が日本経済を逆転。日本はスマートホンがあるとかノンキなニュースを流していたが、BBCは、日本の若者の就職難と内向き化、中国経済の課題をレポートしていた。中国の人も言っていたが、1人当たりGDPでみれば、まだ日本の11分の1の水準で、中国が逆転したわけではない。日本は自信喪失もいけないけど、過去の栄光に囚われて、課題を忘れてもいけない。難しいところに入ってきた。まあ、難しいから、面白い時代ともいえる。そう思わないとねえ。

日中逆転 膨張する中国の真実

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