タバコの次はアルコールが標的? 医療費削減の観点から禁酒派が盛り上がる?
英王立医科協会のイアン・ギルモア元会長ら専門家チームは21日、政府が適切な対策を行わない場合、イングランドとウェールズでは今後20年間に、最大25万人が飲酒関連の病気で死亡する可能性があるとの報告書を発表した。報告書は、フランスが安価なアルコールを入手しにくくさせるなどの対策により「目を見張るほどの成功」を収め、死亡率を低下させたと指摘。一方で、英国の酒類業界や小売業界は「利益を上げるために健康リスクを消費者任せにしている」と非難している。
タバコは健康に悪いけど、酒は百薬の長というイメージがあるけど、欧州では厳しい目が注がれているのだな。どの先進国も人口の高齢化が進み、福祉関連予算の負担が増す中で、医療費の削減が課題になっている。そう考えると、肝疾患による死亡の源といえるアルコールに目が行くのか。で、フランスは安い酒を制限していると。酒類業界も飲み屋さんも、これから大変だな。
- 作者: ハンス・H.コルンフーバー,Hans Helmut Kornhuber,亀井民雄,中山杜人,青木佐知子
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- 発売日: 2004/01
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