知事・市町村長は住民を守ってくれる。国は守ってくれない?

福島第一原子力発電所周辺の屋内待避地域では、放射線への不安から燃料や食糧、医薬品など必要な物資が届かず、住民の生活に支障が出ていることから、福島県の佐藤知事は、菅総理大臣に対策を求めました。福島第一原子力発電所で重大な事故が相次ぎ、国は15日、原発周辺の半径20キロから30キロの範囲に屋内待避の指示を出しました。これについて、16日午後、開かれた福島県災害対策本部の会議では、指示が出されている地域やその周辺で、放射線への不安から運送会社の車が引き返してしまうなど、燃料や食糧、医薬品といった必要な物資が届かず、生活に支障が出ている深刻な状況が報告されました。このため佐藤知事は16日午後、菅総理大臣と電話で会談して、状況を改善するために国民の不安を取り除く国の取り組みを求めました。

 国は何をしているのだろう。記者会見だけなんだろうか。今回、目立つのは知事、市町村長など自治体の長の奮闘ぶり。国が住民に屋内退避を指示しながら、その補給をしない。ロジスティックスは国の責任だろう。県がいわれなければ、気がつかない。命令して、記者経験するだけ? こんな話も出ていた。

全国知事会麻生渡会長(福岡県知事)は16日、東京都内で記者会見を開き、東日本巨大地震の被災地への支援活動で、防衛省と連携すると発表した。各都道府県が被災地に搬送する紙おむつや食料、乾電池などの救援物資を、自衛隊が県ごとにまとめて空輸し、現地での分配活動も請け負う。知事会は被災地からの要請をまとめるなど、需給調整を担当する。

 知事会が調整するの? 被災地の空の要請をまとめて、受給を調整するのは、国の仕事ではないの? 総務省ではない? 自衛隊防衛省だから、総務省に差配されるのは嫌? もう訳がわからない。昔からそうなのだろうか?知事会は、そんなしっかりとした事務処理能力を持っているのだろうか。わからないことばかり。いずれにせよ、守ってくれるのは知事。知事にはしっかりした人を選ばなければいけない。首相は...。

図解 よくわかる自治体の防災・危機管理のしくみ

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