噴火説も取り沙汰される白頭山付近に中国が原発建設計画。韓国メディアが不安視

中国が、白頭山(ペクトゥサン)付近に原子力発電所の建設を推進している。また、現在、遼寧省遼寧半島に建設している原発は、予定通り来年に運転を開始する予定だ。これら中国の原発は、万一事故が起きれば、韓半島に直接被害を及ぼす恐れがある位置にある。▼中国政府は、吉林省白山市靖宇県に1250MW級の原子炉4基で構成された「靖宇原発」を今年7月に着工し、2016年3月に稼動する計画だと、中国の核電信息網などが今年の初めに公告したことが、最近、確認された。位置は、白頭山から約100キロ離れている。靖宇原発は、白頭山が再び噴火する場合、安全性に問題が生じる恐れがあると憂慮されている。

 福島原発の事故以来、原子力の安全性に関する議論が再燃する。特に自然災害に対する安全性、つまり立地環境に再び注目が集まっている。そんな中で、韓国メディアも中国政府が白頭山の近くに原子力発電所の建設計画を進めていることを懸念している。白頭山北朝鮮の山だが、ここへきて、噴火するのではないかという観測が台頭し、北朝鮮と韓国の間で専門家の会議がもたれるほど。福島原発津波に対する脆弱性を露呈したわけだが、火山に対して原発の安全性はどんなものなのだろう。
【やぶしらず通信・関連ログ】
北朝鮮が「白頭山火山研究」南北協議に合意。北も白頭山噴火説を気にしている?(3月24日) => http://t.co/Rdi3s9X
新燃岳噴火で、北朝鮮金王朝の聖地、白頭山に噴火説 (2月16日) => http://t.co/1gKpRRR

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