クラシコ、リーグ戦は10人になったレアル・マドリードがバルセロナに執念のドロー

サッカーのスペイン1部は16日、各地で試合を行い、首位バルセロナは敵地で2位レアル・マドリードと1─1で引き分けた。バルセロナは残り6試合で勝ち点8差をキープし、国内リーグ3連覇に向けて大きく前進した。

 バルセロナレアル・マドリードの伝統の戦い、エル・クラシコ。今年はリーグ戦、国王杯、チャンピオンリーグ2戦と4試合が続くのだが、その第1戦とも言えるリーグ戦の対決は引き分けに終わる。それも、バルセロナのメッシとレアル・マドリードクリスティアーノ・ロナウドがそれぞれPKで決めた1点ずつの得点だけ。どちらのチームも好機がありながら、もうひとつゴールを決められなかった。
 前回の一戦はバルセロナが5−0でレアルを粉砕したのだが、雪辱に燃えるレアルの気迫がすごかった。序盤はプライドを捨てて、真っ向勝負せず、守備を固めていた。その守備を突破するバルセロナもすごい。レアルは後半早い段階で退場が出て、10人になってしまうのだが、エジルが入ってから、攻撃のリズムができた感じだった。1人足りないのを感じせない攻防だった。バルセロナはビジャに何度かチャンスがありながら、決めきれなかった。今日は「持っていなかった」のかもしれない。ともあれ、この世界最高峰のクラブの戦いは緊迫感があり、見ていて面白い。
 リーグ戦はバルセロナの優勝が確実になってきたが、国王杯、チャンピオンズリーグはどうだろう。特にチャンピオンズリーグは、内田のシャルケマンチェスター・ユナイテッドを破って決勝に進出すれば、バルセロナかレアルのどちらかと内田が戦うのを見ることができる。
【やぶしらず通信・関連ログ】
リーガ・エスパニョーラクラシコ」はバロセロナがレアルを粉砕(2010年11月30日) => http://t.co/FMWfIAV
エル・クラシコ バルセロナビクトリー [DVD] エル・クラシコ レアル・マドリッドビクトリー [DVD]