英国、ウィリアム王子が結婚式。一般女性との結婚は350年ぶりで、「ケイト」は「キャサリン」に

英国のチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の長男で王位継承順位2位のウィリアム王子(28)が29日、ロンドンのウェストミンスター寺院でケイト・ミドルトンさん(29)と結婚式を挙げた。式には各国の王族ら1900人が出席、沿道では大勢の観衆が祝福した。「未来の国王」が一般家庭出身の女性と結婚するのは、1660年のヨーク公(のちのジェームズ2世)以来、約350年ぶり。王族の一員となったケイトさんは「ケンブリッジ公爵夫人」の称号を与えられ、今後は愛称の「ケイト」ではなく、正式名を使い「キャサリン妃」と呼ばれる。

 BBCもCNNも今日は日本時間の夕方からニュースはこれ一色。完全ライブ中継といった感じ。日本では、日本テレビが中継しているが、世界で視聴者は20億人という話も。王室自体が英国の産業なのだなあ。で、これまで「ケイト」と呼ばれていたのが、最近は「キャサリン」と呼び始めたが、それは上の記事のような理由なのか。王室で愛称はまずいのかもしれない。で、チャールズ皇太子とダイアナとの結婚からは30年。英国で国王になる人が一般女性と結婚したのは350年ぶりなのだとか。
 ウィキペディアで見ると、350年前、ヨーク公と結婚したのアン・ハイドという女性*1。この時代らしく結婚に至るまでは、いろいろとあったようで、「王政復古から4ヶ月後に、2人は秘密裡に結婚式を挙げた」とある。国王は当初、愛人で済ませたかったらしい。きちんとした形にしたのはアンも当時としては強い女性だったのだな。「350年ぶり」と昔と比較していいのかどうかはわからない。今度が本当の意味での王室と一般女性との結婚なのかもしれない。
★英ロイヤル・ウエディング公式サイト => http://www.officialroyalwedding2011.org/
時事ドットコム:英王子が挙式=各国から1900人出席−視聴者、20億人か => http://bit.ly/kld1vH
★ブラウン、ブレア元首相は結婚式に招かれず(読売新聞) => http://bit.ly/kiwu99
★ウエディングドレス、デザイナーはサラ・バートンさん:日本経済新聞 => http://s.nikkei.com/m69bOo
★英王子 「ケンブリッジ公爵」に NHKニュース => http://bit.ly/m2I7JN

プリンセスケイト―英国王室への道 (マーブルブックス)

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*1:アン・ハイド - Wikipedia => http://bit.ly/kKGjbg