カダフィ大佐の息子と孫がNATOの空爆で殺される
米CNNテレビなどによると、リビアのトリポリ市内で30日夜、北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆により、カダフィ大佐の息子のセイフアラブ・カダフィ氏(29)と大佐の孫3人が死亡した。大佐も同じ邸宅内にいたが無事だという。リビア政府が1日未明、発表した。NATOは、国連安全保障理事会の決議に基づき、軍事作戦の任務を市民保護に限定するとしてきたが、大佐がいた民家を標的にしたとすれば、作戦の目的に疑問符がつきそうだ。
最初、いまやりビヤのスポークスマンとも言える次男のセイフ・アルイスラムが殺されたのかと思って、びっくりしたら、6男のセイフアラブ(ウィキペディアでは「サイフ・アル=アラブ」と表記)だった。子ども(カダフィの孫)も一緒に殺されたという。NATOも、イスラエルと同じように、主要人物の暗殺攻撃を展開しているということなのだろうか。この6男自体は、CNNなどのメディアが顔写真も持っていないほど政権内で大きな役割を果たしていたわけでもない(ウィキペディアにも名前だけで人物紹介の記述もない)。カダフィ大佐暗殺を狙ったら、そこに孫を含めて家族がいたということなんだろうか。リビア情勢、ますます泥沼化しそう。
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