円が再び、1ドル＝80円を突破する円高

５日のロンドン外国為替市場で、円相場が一時１ドル＝７９円５９銭へ急騰、日米欧などの中央銀行が東日本大震災後の急激な円高を抑えるため円売り協調介入に踏み切った３月１８日以来の高値を更新した。米国経済の先行き不安が要因。円相場は、３月１７日に記録した戦後最高値（７６円２５銭）をうかがう展開になってきた。

　円が再び1ドル80円台を突破する円高に。阪神大震災の後も超円高。そして、やはり東日本大震災の後も超円高の気配を見せてきた。3月中旬の円高は投機と批判され、日米欧の協調介入でつぶしたわけだが、今度の超円高はどうするのだろう。やはりドル資産を売って国内に戻すという動きが加速しているんだろうか。国内設備の復旧資金や配当資金を海外から持ってくるということなのだろうか。でも、為替の動きは阪神大震災の後と似ているなあ。明日の株式市場は荒れるんだろうか。
【やぶしらず通信・関連ログ】
・円が一時76円台に急騰。阪神大震災の時と同じ展開（3月17日） => http://bit.ly/jyenHK
・東日本大震災、株価暴落、円急騰...。阪神大震災と同じ展開に（3月14日） => http://t.co/3tuwEac
・東北・太平洋沖地震でも円が売られるわけではない。阪神大震災でもそうだった、という米国メディアの見方（3月12日） => http://t.co/Q0SPROW

超円高社会 日本が変わる