欧州で「O104」で死者が出る騒ぎ。発生源不明。スペインやドイツの野菜が風評被害に。

ドイツを発生源に先月から、腸管出血性大腸菌O104の感染が欧州9カ国と米国に広がり、1日までに16人が死亡、1500人以上が感染した。400人は重症という。ドイツは当初、スペイン産キュウリが原因と発表したが、誤りとわかり、野菜の輸入拒否など風評被害にあったスペインが抗議した。発生源が不明なことで不安が広がり、野菜の流通が一部で止まるなど欧州全体で混乱が広がっている。▼欧州連合によると、欧州でO104が発症したのはドイツのほかオーストリアデンマーク、オランダ、フランス、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス。死者の大半はドイツ国内だが、5月31日にはスウェーデンでも1人が死亡した。8割が大人で、子供が少ないのが特徴だ。

 最近、BBCやCNNを見ていると、このニュースを大きく取り上げている。発生源は当初、スペインの野菜じゃないか、と禁輸騒動に発展したが、でも、調べてみると、シロだったりして、風評被害も発生している様子。発生源もいまだにわからないらしい。しかし、このところ、この手の事件が目立つ。世界の衛生環境は進化して、安全になったかと思うと、そうでもないらしい。
★週234億円の損失 震える欧州「O104」風評被害も猛威 - MSN産経ニュース => http://bit.ly/ifYuYK
★スペイン産のキュウリの嫌疑晴れる 欧州の大腸菌感染 - CNN.co.jp => http://bit.ly/muFwU6
★独とスペインの野菜禁輸 ロシア、大腸菌感染受け - MSN産経ニュース => http://bit.ly/mgewIE

わかりやすい細菌性・ウイルス性食中毒

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