各メディアが内閣支持率調査。菅政権の支持率は深く静かに潜航し、浮上せず...

 注目されていた広島原爆忌の演説が終わったのを見計らってか、各メディアが菅内閣の支持率調査をしている。原発依存脱却発言があったものの、支持率は相変わらずの超低空飛行。まず、NHKの調査では...

NHKが行った世論調査によりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は18%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は65%でした。

 日テレ系NNNの調査では...

NNNが週末に行った世論調査によると、菅内閣の支持率は先月から0.3ポイント下がって15.8%だった。世論調査によると、菅内閣を「支持する」と答えた人は前月比0.3ポイント減の15.8%。一方、「支持しない」と答えた人は前月比1.0ポイント減の68.4%で、前月と比べてほぼ横ばいの結果となった。

さらに朝日新聞の調査では...

内閣支持率は14%と政権交代後最低で、不支持率は67%。前回調査(7月9、10日)は支持15%、不支持66%だった。脱原発依存の姿勢への評価が、内閣支持の回復にはつながっていない。

 読売新聞では...

読売新聞社が5-7日に実施した全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は発足以来最低の18%(前回7月調査24%)に下落し、民主党政権として最も低かった鳩山内閣の19%(2010年5月)をも下回った。

 ということで、どの調査をみても、20%に達しない。原発問題をてこに人気回復を目指しているが、なかなか、そうは行かない。といって、自民党の人気が出てくるわけでも、小沢待望論やニューリーダーに期待が高まるわけでもなく、どんよりした空気が漂っている。

世論調査と政治――数字はどこまで信用できるのか (講談社+α新書)

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