ロンドンで警察による射殺事件をきっかけに暴動
英ロンドンで6日夜、警察に射殺された男性の追悼集会をきっかけに、車両や建物が放火されたり商店が略奪されるなどの暴動が発生した。ロンドン警視庁は7日夜も市内全域でパトロールを強化して厳戒態勢を敷いている。警察によると、ロンドン北部トットナムで6日午後6時半ごろ、若者の集団が商店の窓ガラスを叩き壊していると警察に通報があった。暴徒はさらにエスカレートし、駆け付けた警官隊に火炎瓶やレンガを投げつけたり、警察の車両や建物などに放火したりした。ロンドン名物の2階建てバスも放火され、大きな炎に包まれた。(略)警察苦情処理独立委員会によると、ダガンさんは4日夜、タクシーに乗車していて射殺された。容疑者を逮捕しようとしていた警察がタクシーを止め、続いて発砲があったとされるが、銃を撃った人物や、ダガンさんが乗っていたタクシーが止められた理由は公表されていない。
米国やフランスのような騒動。警察による射殺事件をきっかけに若者の暴動が起こり、放火・略奪という騒ぎになる。ロンドンでも、こうした事件が起きるのだな。追悼集会に便乗して、特定の商店を狙った若者たちの犯行という声もあるが、もともとの事件自体がはっきりせず、警察も遺族や関係者に対する説明が不十分だったと認めているらしい。しかし、マーケットといい、21世紀は先進国が荒れる時代なんだろうか。
現代イギリスの人種問題―有色移民と白系イギリス人の多様な人種関係
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