“目つぶし攻撃”のモウリーニョ監督、最大12試合のベンチ入り禁止処分の危機

スペイン・サッカー連盟は２３日、同国１部リーグのレアル・マドリードを率いるモウリーニョ監督らに対する処分の審議を開始した。規定では同監督に４試合から最大１２試合のベンチ入り禁止処分が科される可能性がある。

　レアル・マドリードのモウリーニョ監督、スーペル・コパ第2戦での両チーム選手乱闘の最中、バルセロナのコーチに“目つぶし攻撃”をかけている姿がテレビにしっかりと写っていたが、やはり、それが火を吹いてきた。スペイン／サッカー連盟がモウリーニョと、“目つぶし”の後、突き返したバルセロナのコーチの双方に関する処分を検討しているという。レアルは今頃になって審議と怒っているらしいが、あれだけテレビにはっきりと映り、しかも、にやついている姿まで撮られていては、スペイン・サッカーのブランド・イメージにもかかわってくるだろう。
　で、こうした騒動の中、これまた予想されたように、モウリーニョのレアル退団説が飛び出す。本人は否定しているというが、ストライキでシーズンの開幕戦が流れる中で、ゲームや選手たちよりも、この手のスキャンダルばかり話題になるというのも哀しい。モウリーニョがどうして、こんな状態になってしまったのか。それだけ銀河系軍団、レアル・マドリードに課せられている勝利のプレッシャーが強いのか。あるいは、「美しいサッカー」を主張するバルセロナへの屈折した思いがあるのか、よくわからないが、何だか変。記者会見をボイコットしたり、スペインのサッカー・ジャーナリズムとも緊張関係にあるようだし、変な方向に回っている感じする。今年のハイプレスをかけて攻めるレアルの活躍が楽しみだっただけに、モウリーニョの奇行は残念。でも、あれだけ尊敬されてきた監督が、なぜ、こうなってしまったのだろう。
★サッカー＝モウリーニョ監督、バルサ戦での不適切行為で調査 => Reuters http://bit.ly/oMKchY
★モウリーニョ：「退団はしない。絶対にだ！」 - Goal.com => http://bit.ly/pgRfiL
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モウリーニョの流儀