2011年生まれの赤ちゃんは戦後最小の105万人

2011年に生まれた日本人の赤ちゃんは105万7000人と、戦後最も少なかったことが31日、厚生労働省の人口動態統計(年間推計)で分かった。死亡数は最多の126万1000人。出生から死亡を差し引いた自然増減数は20万4000人の減少で、人口減少幅が初めて20万人を突破した。

 東日本大震災福島原発事故のあった2011年の出生数は105万7000人。団塊の世代といわれた1947年から49年の3年間の出生数が毎年250万人を超えていたことを考えると、その半分以下。5分の2の水準。これでは、社会システムも変わってしまうなあ。「安全・安心社会」だ、「最小不幸社会」だ、と、キャッチフレーズばかり作っても、現実に粉ミルクにまでセシウムが発見される時代に、子供を生んでも大丈夫かと考える人が増えても仕方がない。で、結婚の状況を見ると...

婚姻は前年より約3万組少ない67万組、離婚は約1万6000組少ない23万5000組だった。

 大震災ショックで、結婚するカップルが増えたなどという話があったけど、印象論だったのだろうか。あるいは、震災地あるいは、その周辺での傾向で、日本全体で見ると、そうとも言えなかったということか。震災などのメンタルな要因よりも、雇用環境の悪化など経済要因のほうが効いているのだろうか。結婚を決断できるだけの安定した収入がないとか。一方で、離婚は減っているから、こちらのほうは、こんな相手でも寄り添っていたほうが心強いという心理が働いているのだろうか。データを細かく検討する必要があるのだろうな。
平成23年(2011)人口動態統計の年間推計|厚生労働省 => http://bit.ly/sSSpO5

自分と子どもを放射能から守るには(日本語版特別編集)

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