サントリーホールディングス(HD)は、清涼飲料子会社の「サントリー食品インターナショナル」を2013年にも東京証券取引所に上場させる検討に入った。上場すれば、企業価値を示す株式時価総額が1兆円規模になる見通しだ。海外投資などに使うお金を調達するねらいがある。
かつて上場しない名門大企業といえば、サントリー、出光興産、竹中工務店が非上場御三家(未上場御三家)として有名だった。このうち、出光興産は2006年に上場。サントリーはキリンと経営統合するとかどうとか、すったもんだのあげく、キリンとの縁談はご破算となったが、結局、非アルコール系の飲料部門子会社を上場することを計画しているのだな。ウィスキーなどアルコール系は創業家のものとして残すというのだろうか。経営の主体はホールディングにあるのだろうから、ちょっと変則的な上場という感じもする。それとも飲料の独立性を高めるのだろうか。ともあれ、これでサントリーが上場すると、御三家も残るは、竹中工務店だけになってしまうなあ。
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