日本航空が会社更生法を申請

経営難に陥っていた日本航空は19日、2子会社とともに東京地裁会社更生法の適用を申請し、同日手続き開始の決定を受けたと発表した。グループの負債総額は2兆3200億円で、金融機関を除く事業会社では過去最大。日航から支援要請を受けた企業再生支援機構も支援を正式に決定、日本政策投資銀行とともに出融資として総額9千億円の公的資金を投入する。一連の決定を受け、東京証券取引所日航株式を同日から1カ月間、整理銘柄に指定、来月20日上場廃止にすると発表した。

 JALでさえ、つぶれてしまう世の中なのだなあ。合理的でないものは続かない。無理は続かない。政官財で支えるのも限界があると言うことだなあ。世界の航空産業自体が厳しい競争の中にあるのだから、「政治」や「しがらみ」を抱えたまま、飛び続けるのは無理だったということか。でも、再生も大変そう。JRにしても、再建に当たっては、不採算の地方ローカル線の廃止・第三セクター化など、思い切ったリストラに踏み切らざるを得なかったわけで、JALにしても、今まで通りに飛ぶというわけにはいかないのだろうな。