キム・ヨナ、恐るべし。世界選手権で圧巻の優勝。

キム・ヨナが完ぺきな「レ・ミゼラブル」を演じ、2013フィギュアスケート世界選手権大会で優勝した。 キム・ヨナはこの日、女子シングルのフリースケーティング部門で24人の出場選手で最後に出場し、148.34点を獲得してシングルショートプログラムの69.97点と合わせ218.31点となり1位となった。小さなミスもない完ぺきな演技だった。 これでキム・ヨナは2009年のロサンゼルス大会から世界選手権大会では4年ぶりの優勝となった

 オリンピックのあと、スケートの世界から離れていたとは、とても思えない。昨日のテレビの中継で、解説者が思わず、「すごい」と呟いていたのが印象的だった。演技はミスもなく完璧。加えて、普通の選手は「飛びます、飛びます」という感じで、勢いをつけてジャンプするのに、キム・ヨナは流れの中から自然にジャンプに入る。それでいてミスがないし、スピードも速い。加えて音楽に、この時期、ヒット映画となっていることを見越したように「レ・ミゼラブル」を選ぶマーケティング感覚。精神力から何から完璧。これはもう「すごい...」と言うしかなかった。ソチ・オリンピックまで1年。浅田真央だけではなくて、そのサポートチームを含めてバージョンアップしていく必要があるんだろうなあ。何だかサムスンソニーパナソニックの戦いを見ているような...。最後に勝負を決めるのはマネジメント能力だろうか。