全米オープンテニス、錦織が96年ぶりの4強。しかし、戦前は日本テニス黄金時代だったのだな

テニスの四大大会の最終戦全米オープンは3日、ニューヨークで男子シングルス準々決勝を行い、第10シードの錦織圭は第3シードのスタニスラス・ワウリンカ(スイス)を3─6、7─5、7─6、6─7、6─4で下し、ベスト4進出を決めた。(略)日本勢が全米オープンで4強入りするのは1918年の熊谷一弥以来96年ぶり。四大大会での日本男子4強入りは、1933年のウィンブルドン選手権佐藤次郎以来81年ぶりとなる。

 錦織が全豪王者のワウリンカ(WOWOWなどではバブリンカ)に勝って4強に。すごいな。今度の大会は、足の指の手術のために出場できるのかどうかさえ心配されていたのに、始まってみれば、絶好調。体力面での不安はウソのようで、試合ごとに調子を上げ、何よりも自信もついてきている様子。準備不足もあって、あまり事前に期待されていなかったことがかえってよかったのか、あるいは、全英などの試合と違ってマイケル・チャンが同行しているんで、気合いを注入してもらっているのか。チャンをコーチにして一つ上の段階に進んだニュー錦織がさらにバージョンアップした感じ。準決勝はジョコビットとの対戦。楽しみだなあ。
 しかし、全米の4強入り、日本男子初かと思ったら、96年前の1918年(第一次大戦が終わった年か)に熊谷一弥という先駆者がいた。ウィンブルドンでは1930年代に佐藤次郎というベスト4の常連がいた。第一次大戦と第二次大戦の戦間期、日本の男子テニスは黄金時代だったのだなあ。グローバルに欧米と戦っていたのだ。長い眠りから目を覚まし、日本テニスは覚醒したのだろうか。
熊谷一弥 - Wikipedia
佐藤次郎 - Wikipedia