全米オープン、錦織がジョコビッチをくだし、日本人初の4大大会決勝進出

テニスの四大大会の最終戦全米オープンは6日、ニューヨークで男子シングルス準決勝を行い、第10シードの錦織圭は世界ランク1位で第1シードのノバク・ジョコビッチセルビア)を6―4、1―6、7―6、6―3で下し、日本選手では初となる、四大大会シングルス決勝進出を果たした。

 錦織が世界ランキング1位のジョコビッチに勝利、決勝に進出。勝敗を分けたのは第3セット、錦織のサーブで10分以上の攻防となったゲームかもしれない。ジョコビッチの攻勢を凌ぎ切り、キープしたことが大きかった。ここからはタイブレークを最初にミニブレークをとった錦織が制し、第4セットも錦織ペースで、堂々の勝利だった。今季のマドリード・オープン、ナダルとの決勝戦、惜しくも怪我のため途中リタイアとなったものの、第1セットはナダルを圧倒し、寄せ付けなかった。怪我さえなければ、勝っていた。マイケル・チャンをコーチとして強化されたニュー錦織は、体調さえ整っていれば、4強クラスのトッププレーヤーとも真っ向勝負で勝てると感じさせものだが、その予感は正しかった。今日の勝利には、マイケル・チャンも感無量の様子だった。
 これで世界ランキングは8位になるらし。決勝は、錦織が苦手としていたタイプの長身、ビッグサーバーのチリッチ。しかし、ラオニッチとの戦いを制したところを見ても、今の錦織は、これまでのそんな常識も覆してくれそうな気がする。決勝が楽しみです。しかし、コーチというのは重要なんだなあ。ちなみに、ジョコビッチのコーチはボリス・ベッカー。現役時代に好敵手だったベッカーとチャン。今日は師弟対決でもあったのだなあ。
錦織、世界ランク8位以内決定 決勝は対戦成績5勝2敗のチリッチと/全米テニス - スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)

錦織 圭 フィフティーン・ラブ

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Holding Serve: Persevering On and Off the Court

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The Player

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