全豪オープン、錦織、フェレールにストレートで勝ち、8強に。次はワウリンカ(バブリンカ)

テニスの四大大会第1戦、全豪オープン第8日は26日、メルボルンで行われ、男子シングルス4回戦で、世界ランキング5位で第5シードの錦織圭(25=日清食品)は同10位で第9シードのダビド・フェレール(32=スペイン)と対戦。6―3、6―3、6―3でストレート勝ちし、3年ぶりの8強入りを果たした。(略)錦織は、全豪初の4強入りがかかる準々決勝では前年覇者で、第4シードのスタン・ワウリンカ(29=スイス)と対戦する。

 錦織、本当に強くなったなあ。しつこくて最後まであきらめないフェレールが相手では、勝っても3−1ぐらいかと思っていたら、ストレート勝ち。第2セットは、ひょっとしたらフェレールかと思う場面もあったが、そこも乗り切った。むしろ、フェレールは錦織を意識しすぎたのか、ミスが目立った。この大会の錦織を見ていると、サービスエースも増えているし、安定している。本当に強くなったなあ。でも、この先には準々決勝でワウリンカ、その先の準決勝にはジョコビッチかラオニッチ。決勝では、ナダルかマレーか...。ともあれ強豪ばかりが控えている。そんな選手たちと戦うことが夢ではなくなっているし、「勝てない相手はもういない」ところが本当にすごいなあ。

松岡修造/監修 ワールドテニスファンブック (TJMOOK)

松岡修造/監修 ワールドテニスファンブック (TJMOOK)