南相馬市が原発交付金辞退へ

原発の立地計画がある自治体に対して国が交付する「電源立地等初期対策交付金」について、南相馬市は4日までに、本年度の交付を辞退する方針を固めた。東京電力福島第1原発事故を踏まえ、住民安全の観点から、原発を肯定する交付金の受け取りを辞退する。同市は「桜井勝延市長が東京、東北両電力の本年度株主総会脱原発提案に賛成した経緯から、今回の判断に至った」としている。

 一度、事故が起きた時の打撃を考えれば、とても原発交付金の魅力も褪せてしまう。脱原発提案に賛成だから、原発交付金の受け取りも辞退するというのは潔いというか、筋が通っている。これまで原発誘致に賛成してきた地域でも、こうした動きが出てくるのかなあ。

福島原発難民―南相馬市・一詩人の警告 1971年‐2011年

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