ストラマッチョーニ新監督のインテル。勝ったけど、強いのか、弱いのか...

1日に行われたセリエA第30節、インテルジェノアの一戦は、5-4でホームのインテルが勝利を収めた。インテルDF長友佑都はベンチ入りしたものの、出場機会はなし。リーグ戦では昨年11月19日以来、20試合ぶりに出番がなかった。

 ストラマッチョーニ新監督のデビュー戦、長友は出場機会なし。監督の構想には入っていないのかな。再びレギュラーの座を取るための冬の時代だろうか。試合の前半こそ新生インテルかという期待感があったが、後半は3つもPKを献上。楽に勝てるかと思った試合がドタバタの混戦になっていった。インテルジェノアからPKをもらって、これが決勝点。試合内容としてはお粗末だったが、勝ちは勝ちで転機になるのか、あるいは、この後半のドタバタのまま進むのか。新監督下のインテル、強いのか、弱いのか、わからないなあ。

エモーションズ -インテル- [DVD]

エモーションズ -インテル- [DVD]

iPhoneで映画をつくる映画作家も出てきたのだなあ

 iPhone 4Sをいじっていると、写真も動画も簡単に記録できるし、いろいろなことができそうな気がしてくる。実際、既にプロの作家がiPhoneを使って撮った映画が登場してきている。例えば、先日、WOWOWで放映されいてた韓国のパク・チャヌク監督の「ナイト・フィッシング」。
★ナイト・フィッシング|映画|WOWOWオンライン => http://bit.ly/GNm7Qp
パク・チャヌク - Wikipedia => http://bit.ly/H89Mct
 これなどは実験的な作品だが、さらに、iPhoneでつくること自体に意味を込めた作品が、イランのジャファール・パナヒ監督の「This is Not A Film(これは映画ではない)」。イランの保守派による弾圧の下、映画の製作を禁止されたパナヒが、これは「Film」ではないと、iPhoneとDVDカメラを使って映像作品を創っている。ここでは、iPhoneが抵抗のシンボルのようにもなっているし、自由な心を失わなければ、作品を創造できることを証明したような話。
★「This Is Not A Film」公式サイト(英語) => http://bit.ly/HCtMB1
★【FILMeX_2011】「これは映画ではない」それでも映画を作りたい!〜イラン映画界の不幸な現実〜映画と。 => http://bit.ly/HCK4tJ
★ジャファール・パナヒ - Wikipedia => http://bit.ly/H89JNN
 こうして見ると、大切なのはアイデアであり、どれだけ語りたいこと、表現したいことを持っているのかだなあ。iPhoneに限らず、手近にあるお手頃価格のデジタル機器で映像作品を創ることができる時代なのだな。「中東の春」にしても、シリアにしても各国が隠蔽したことを公にしたのはケータイの映像だったりしているからなあ。

iPhoneで誰でも映画ができる本

iPhoneで誰でも映画ができる本

C・S・ルイス宗教著作集『悲しみをみつめて』

悲しみをみつめて (C.S.ルイス宗教著作集)

悲しみをみつめて (C.S.ルイス宗教著作集)

 「ナルニア国物語」の著者として有名なC・S・ルイスが、愛妻を失った悲しみについて書いた本。英国人のルイスは年老いてから出会った子持ちの米国人女性と結婚するが、ガンで妻を失う。この悲恋については、アンソニー・ホプキンスがルイスを演じたリチャード・アッテンボロー監督の「永遠の愛に生きて」という映画で描かれている。妻をデブラ・ウィンガーが演じていた。静かな良い映画で印象に残っていたので、ルイス自身の本を読んでみた。深い悲しみの中で、ルイスは記す。

わたしはどうすればいいのか。なにか麻薬なしではすむまい。それにしても読書は今は充分に強い麻薬ではない。すべてを書きとめることによって、きっとわたしは、少しはその外側へ出るのだろう。

 ルイスは4冊のノートを埋めて、ようやく死を受け入れることができるようになる。作家は書くことによって癒されるのだなあ。ルイスは宗教関係の著作が多く、これも宗教関係の著作のひとつ。愛妻を失うという絶望は神の存在をも問い直すことにもなる。ルイスほどの信心深い人でも、そう簡単に宗教によって癒されるわけでもない。悲しみに正対できるまでの思考の跡をルイスは誠実に記録している。ルイス夫人のヘレンは「H」というイニシャルで記されている。

オーディオの名門、山水電気が民事再生法の適用を申請

東証1部上場の音響機器メーカー、山水電気は2日、東京地裁民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。昨年末の負債総額は2億4765万円。東証は5月3日付で上場廃止になる予定。山水は2001年に香港のグランデ・ホールディングズ傘下で経営再建を目指してきたが、当のグランデが昨年5月に経営破綻。

 オーディオの名門といっても、今では知っている人のほうが少ないのかもしれないなあ。香港系の企業の傘下で、アジア向けの需要を開拓し、再建が進んでいるのかと思ったら、助けるはずのほうがつぶれていたのか。で、負債総額が2億500万円弱。他の倒産に比べると、小さいなあ。でも小さくても、手を差し伸べる人がいなかったわけか...。何だか、さびしい話。