米国株式相場、利下げ小幅を嫌気して失望売り

11日の米株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比294ドル26セント安の1万3432ドル77セントで終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)は政策金利公定歩合をともに0.25%引き下げると決定した。ほぼ市場の予想通りだったが、特に公定歩合の0.5%引き下げを期待する声が強まっていたこともあり、発表後に失望売りが膨らんだ。

 デジャブだなあ。バブルの崩壊過程も、こんな感じだったな。相場は利下げを期待して回復するんだけど、利下げが期待よりも小さいと言っては、ズルズルと下げていく。何となく似ているなあ。朝方は市場を確かめるように買いが入って上げるんだけど、偵察的な買いが一巡すると、徐々に売りに押されて下げ、1日が終わってみれば、続落ーーそんな相場も出てくるんだろうか。