いつも2人で

 オードリー・ヘップバーンアルバート・フィニー主演、スタンリー・ドーネン監督。まだデビューしたての頃のジャクリーン・ビセットが出ている。2人の男女のボーイ・ミーツ・ガールから結婚、倦怠、浮気、再生までの物語。それが、かつて二人で走った道路を舞台に、時間が交差しながら進んでいく。1967年の映画なのに、感覚的にも、技巧的にも、当時は先端的だっただろうなあ。今でも、エンターテインメント映画で、ここまで複雑な構成はとらないだろう。しかし、若い頃のアルバート・フィニーって、ベン・アフレックに似たような風貌だな。アフレックのほうが細面だけど。