007/スカイフォール
007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2013/04/03
- メディア: Blu-ray
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こうした作品に仕上がったのは第一に監督にサム・メンデスを持ってきたことだろうなあ。「アメリカン・ビューティー」のメンデスがボンド映画を作るとは思わなかった。でも、英国人監督だからこそ、スコットランドの原野がクライマックスの舞台として生きてくるのか、と思ったりもする。加えて、ボンドの敵役はハビエル・バルデム。この人、アカデミー助演男優賞をとった「ノーカントリー」といい、極めて個性的な悪役を造形する。このほかにも、レイフ・ファインズとか、アルバート・フィニーとか、いい役者で脇を固めている。このあたりも手を抜いていない。アクションもキレがあるし、ドラマとしても面白い。情報機関の敵は、国家や組織だけではなく、個人になる。そして情報システムが主戦場になる。スノーデン事件を先取りしているような...。
アデルの主題歌もいいし、なるほど評判になるだけのことはある。で、次回作の監督は誰なのだろう。ドラマの得意な監督のほうが面白いのかも。