第一容疑者 希望のかけら

 ヘレン・ミレン扮するジェーン・テニスン警視を主人公とする英国の警察ドラマ・シリーズの最終編。引退間近のテニスン警視はストレスの末にほとんどアル中状態。その中で、少女殺人事件を捜査していく。やはり、ヘレン・ミレンは見せるなあ。英国らしく暗く、救いのない話だけど。しかし、本編と別に改めて感心したのは、尋問は全て録音・録画されていくこと。テニスンの上司も、コンプライアンスに神経を使っている管理者という風。捜査の可視化というのは、こういうことなのか、と改めて思う。人権を考えると確かに必要かもしれない。そして捜査はその高いハードルを乗り越えて真実に迫る必要があるんだなあ。大変だなあ。しかし、それが現代の先進国の警察なのかも。で、被害者のお父さん役は、「リトル・ダンサー」の父親役のゲイリー・ルイスだった。
番組紹介サイト
 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/primesuspect/