USニューズ＆ワールド・レポートがついに休刊---米国ニュース週刊誌の落日

U.S. News & World Report, the magazine that in recent years has gone from a weekly, to a semimonthly to a monthly, will no longer exist as a regularly printed publication.The magazine’s editors announced on Friday that U.S. News would become an online-only source of news. Its last issue will be mailed to subscribers in December. Beyond that, the magazine will exist only to publish occasional single-topic issues.

　米国で3大ニュース週刊誌といえば、タイム（TIME）、ニューズウィーク（NewsWeek）、そしてUSニューズ＆ワールド・レポート（U.S. News & World Report）だった。そのUSニューズが週刊誌から隔週刊誌、そして月刊誌へと生き残りを図ったものの、立ち行かず、ついに休刊。オンライン版は存続するらしい。ニューズウィークも親会社のワシントン・ポストが既に1円で売却、有力な記者たちは去っていった。一応、無傷で残っているのはタイムだけ。米国の雑誌ジャーナリズムを代表してきたニュース週刊誌の世界が崩壊してしまった。USニューズは、大学ランキングなどで定評があったが、こうしたものを「single-topic issue」として発行していくのだろうか。米国では「ハフィントン・ポスト」「ポリティコ」「デイリービースト」などネット系メディアが勃興してきているから、休刊だけの日本よりまだいいかもしれないが、それにしても、寂しい話です。
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