小沢元代表は「選挙に勝てるのであれば」衆院政治倫理審査会出席も「いとわない」...。何だか違う...

民主党の小沢元代表は、みずからの政治資金パーティーであいさつし、衆議院政治倫理審査会に出席するかどうかについて、「私が出ることで、国民の支持が得られ、選挙に勝てるのであれば、いとわないが、その見通しは立っていない」と述べ、現状では出席できないという考えを示しました。

 小沢一郎氏は「政治屋」だったのだろうか。選挙に勝てるのならば、出席するって身も蓋もない言い方。政治家は次の世代を考え、政治屋は次の選挙を考えるという格言が米国にあるが、まさに政治屋的発言。民主党も「政治屋集団」なのだろうか。昨年の政権交代は何だったのかと思わせる悲しい話だなあ...。自民党政治屋的体質を嫌っての政権交代でもあったのに...。しかし、こういう言い方をするもんだろうか。もし、そう思っていても裏の話で、公衆の面前で話すところが品格がないというか何というか。政局あって政治なし、というか...。
 いずれにせよ、小沢一郎という人の品格が見えてしまって悲しい。国会で説明することは選挙のためではなくて、政治家としての本人の責任に属する話。その責任を果たしていないことが検察審査会の判断の背景にもなっているわけだし。もうちょっと、ましな人かと思った...。
小沢主義(イズム)―志を持て、日本人 (集英社文庫) 小沢一郎は背広を着たゴロツキである。 小沢一郎 嫌われる伝説