菅首相はお友達に頼り始めた? 内閣参与に旧友。それもあるとは思うけど...

枝野官房長官は20日夕、記者会見し、北陸先端科学技術大学院大学の日比野靖副学長と防衛大学安全保障・危機管理教育センター長の山口昇教授を内閣官房参与に任命したと発表した。日比野氏は情報通信分野で、山口氏は危機管理についてそれぞれ首相に助言を行う。

 内閣参与に新たに2人の学者が指名された。どんな人かと思って、アマゾンで著書を調べてみた。まず日比野靖氏で調べてみると、同姓同名の日比野靖・明海大学歯学部准教授の専門書があるだけ。日比野副学長の本がない...。
 一方、「山口昇」でみると、著書が目立つのは福音派の聖書学者、山口昇氏のほうだが、山口・防衛大教授の本も共著だけど、ちゃんとあった。

抑止力を問う―元政府高官と防衛スペシャリスト達の対話

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 日比野氏、どんな人として知られているのか、グーグルで調べてみると、これは官房長官の記者会見でも質問が出ていたように、菅首相の友人としてだった。東京工業大学時代からのの付き合いらしい。何だかなあ。不安だなあ。菅首相のメンタルをサポートするのだろうか。
はてなブックマーク - 民主党代表選:菅氏選出 信頼回復なるか 「日本元気に」旧友エール - 毎日jp(毎日新聞 => http://t.co/q9g1Olw
 で、内閣参与は16日にもひとり任命されている。
・【放射能漏れ】東大小佐古教授を内閣官房参与に - MSN産経ニュース => http://t.co/rw8NYhD
 小佐古教授は著書がアマゾンで、すぐに見つかる。
原子力教科書 放射線遮蔽

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 学者の尺度は本だけではないと思うけど、それでも、日比野氏は菅首相とのお友達度に目が行ってしまう。こうした時期にリーダーを批判してはいけないというけど、それでも、これで本当に大丈夫なんだろうかと思ってしまう。もっと専門家の意見を聞け、と批判された結果が、お友達なんだろうか。総理は孤独なんだなあ。でも孤独に耐えられない人はリーダーには適していないけど。
【追記】
 国立国会図書館サーチで調べると、日比野副学長の論文が検索結果に出てくる。学者さんだから、論文はいっぱい書いているようだなあ。歯科准教授の日比野さんと競い合っている。
日比野靖 - 国立国会図書館サーチ結果 => http://t.co/nOnZFv7
菅直人 市民運動から政治闘争へ 90年代の証言 あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの (幻冬舎新書)