計画停電の順番パターンは単純。毎日、時間帯が繰り上がっていくのね
東京電力の各グループの時間帯、どんな具合に流れていくのか、パターンが見えてきた。最近は長めに予定が出ているから、わかる。時間帯は5つに分かれる。
A 午前6時20分〜午前10時ごろ 電力不足の場合、午後1時50分〜午後5時30分も
B 午前9時20分〜午後 1時ごろ 電力不足の場合 午後4時50分〜午後8時30分も
C 午後0時20分〜午後 4時ごろ
D 午後3時20分〜午後 7時ごろ
E 午後6時20分〜午後10時ごろ
例えば、21日の予定をみると、第1グループはC、22日はB、23日はA、24日はEになって、25日がD。要するに、各グループは順番が一つ前に繰り上がり、Aまで行ったら、Eに戻る。事務作業だなあ。で、土曜・日曜・休日は電力消費が少ないから、停電がない可能性がある。実施時間でいうと、20〜30分遅めに始まり、20〜30分早めに終わるというパターン。極端な変動が起きないようにダブリを設けているんだろうなあ。
しかし、この方式をずっと続けるつもりなんだろうか。計画停電から外れている地域はいいが、計画停電地帯の商店、特に飲食店はこれが続けば死んでしまうだろうなあ。B、Cに入ればランチが殺され、D、Eに入れば、夕食の営業ができない。Bも夜の営業ができるかどうか、わからず、Aも夜の準備ができない恐れがある。
計画停電というよりも、地域別の休業の義務化も含めて、電力需要の計画的な管理をしていかないと、計画停電地帯のビジネスは死んでいく。停電は緊急避難という仕組みにしないと。夏の需要期はエアコン需要で、昼が問題になるのだろうし。疎開の奨励も必要なのかもしれない。企業が海外に出て行かないようにしつつ、東京からの移転を進めるために、東京から出た地域での税制優遇とか、国際空港は関西を入り口にするような空港利用料の優遇をするとか、この際、首都機能を一部移転も含めた再配分をしないと、いま生きているところも壊死していく。
いまのままでは、計画停電の時間帯を先まで読めたとしても、そこでビジネスをしている人には何の救いにもならない。
【やぶしらず通信・関連ログ】
・計画停電のパターン。20〜30分遅れで始まり、20〜30分早く終わる(3月17日) => http://t.co/qPJbBl5
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