ジェニファーズ・ボディ

 「トランスフォーマー」シリーズのセクシー美女、ミーガン・フォックス主演のオカルト・ホラー。以前、「Newsweek 日本版」が評価していて、それで見てみたかったのだが、確かに面白い。オカルト・ホラーに学園モノがミックスされた雰囲気。「キャリー」のバリエーションといえるかもしれない。セリフに、ひねりとブラック・ユーモアがあり、面白いと思ったら、脚本は「JUNO/ジュノ」のディアブロ・コーディ。なるほど。監督も女性のカリン・クサマ。セクシー・オカルト映画のようでいて、そうでないところは女性のスタッフだからか。
 セクシーなチアリーダーのジェニファー役のミーガン・フォックスがハマっているが、共演のアマンダ・サイフリッドがいい。このふたりがいいコントラストをつくっている。B級ホラー映画風なのだが、味がある。ミーガン・フォックスが、この映画の後、「トランスフォーマー」シリーズに出なくなったのもわかる。ジェニファーに比べると、「トランスフォーマー」のミカエルはあまりにも軽い。この映画のジェニファーは高慢、凶暴であると同時に、どこかに弱さ、哀しさがある。でも、高校で、この主役ふたりがいたら、好みとしては、アマンダ・サイフリッドだな。