証券取引等監視委員会がようやくAIJ投資顧問を強制捜査

ＡＩＪ投資顧問が企業年金の運用に失敗して生じた巨額の損失を隠して客と契約していたとして、証券取引等監視委員会は、金融商品取引法違反の疑いで、２３日、ＡＩＪなどを強制調査しました。運用の損失は１０９２億円に上るということで、監視委員会は今後、浅川社長らの刑事告発に向けて全容の解明を進めることにしています。強制調査を受けたのは、東京・中央区にある投資運用会社のＡＩＪ投資顧問と系列のアイティーエム証券など数か所です。

　日経がAIJ問題をスクープしたのが2月24日だと思ったから、それから1カ月近くたっての強制捜査。金融庁は、投資顧問の業者登録を取り消したという。既に、いろいろな話が報道されているが、何か新しい話は出てくるのだろうか。監督強化で、財務省・金融庁と厚生労働相が競い合いながら、損は税金と企業のカネで埋めて、最後は天下りを増やしてシャンシャンみたいな話になってしまうのだろうか。そして再び、官吏は強し、人民は弱し、で終わってしまうのだろうか。どうなるのでしょう。
★日本ユニシス、ＡＩＪの年金資産毀損で今期約55億円の特損計上へ - ロイターニュース（朝日新聞デジタル） => http://bit.ly/GILtSc
★【ＡＩＪ問題】厚生年金基金、天下り役員の９割が厚労省・旧社保庁ＯＢ　厚労省調査 - SankeiBiz => http://bit.ly/GILA04
★金融庁、ＡＩＪの登録取り消し　金融相「極めて遺憾」：日本経済新聞 => http://s.nikkei.com/GILENj
★AIJ投資顧問の「真相」その1 ：闇株新聞 => http://bit.ly/GILIwo
★AIJ投資顧問へやっと強制捜査の意味するもの：闇株新聞 => http://bit.ly/GILWUr

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)