安部公房がノーベル賞受賞寸前だったのだとか。読売新聞が報じている。

ノーベル文学賞の選考を行うスウェーデン・アカデミーのノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長(78)が21日午前(日本時間同日夕)、読売新聞の取材に応じ、1993年に死去した作家・安部公房が同賞の受賞寸前だったことを明らかにした。

 安部公房、なつかしいなあ。「砂の女」とか、「他人の顔」とか、「燃えつきた地図」とか、読んだなあ。「箱男」も読んだと思うのだけど、覚えていない。SFやミステリーのような不思議な世界で、人間を描く作家だった。何よりも面白い物語だった。で、この記事、安部公房のほかにも、三島由紀夫とか、井上靖の話は出てくるのだけど、村上春樹の評価はどうなのだろう。歴史についてはいいけど、生々しい話題には答えてもらえないか。
安部公房 - Wikipedia => http://bit.ly/GIszed
砂の女 (新潮文庫) 他人の顔 (新潮文庫) 箱男 (新潮文庫)