フィギュア世界選手権・男子。高橋が銀、羽生が圧巻のフリーで銅

フィギュアスケートの世界選手権は３１日、フランスのニースで男子シングルのフリースケーティング（ＦＳ）が行われ、ＳＰ３位の高橋大輔が１７３.９４点でＦＳ３位となり、合計２５９.６６点で銀メダルを獲得、ＳＰ７位発進の羽生結弦が１７３.９９点でＦＳ２位となり、合計２５１.０６点で銅メダルを獲得した。日本男子で複数が表彰台に乗るのは史上初めて。ＳＰトップのパトリック・チャン（カナダ）がＦＳでも１位となり、合計２６６.１１点で２連覇を飾った。

　フィギュアの世界選手権。ジャンプの失敗もあったパトリック・チャンだが、フリーもトップで金メダル。いまは突出した世界一の実力で、ちょっと崩れても、4回転など他の加点で取り戻してしまう。とはいえ、この日のフリーの主役は羽生だった。気合の入りまくった圧巻の演技でフリー2位で、全体でも3位に。体の線が細くてフェミニンな感じなんだが、滑りだすと、熱い男。東日本大震災で、少年から青年に変わった感じがする。これからが楽しみ。

蒼い炎