森友文書改ざん問題、大阪地検・不起訴で思い出す本の数々
あぁ〜、ほんとにここまでやってしまうんだ。
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却を巡る一連の問題で、大阪地検特捜部は31日、前国税庁長官の佐川宣寿氏(60)や財務省職員らを不起訴処分にしたと発表した。決裁文書を改ざんした虚偽公文書作成や、国有地を不当に安く売却したとする背任容疑などで告発状が出されていたが、特捜部は佐川氏らの刑事責任は問えないと判断した。
国会で嘘を言っても、公文書を隠しても、廃棄しても、書き換えても、罪には問われないのだ。甘利・元経産相の口利き疑惑が不起訴になったときもすごいな、と思ったけど、法務省・検察もまた「忖度」の輪の中に入ってしまっているのかなあ。それとも「罰する法律がないということに不備があるんだから、仕方がない。罰したければ、それは国会の仕事でしょ」と法務・検察は言いたいのかな。わからない。論点を整理してほしいなあ。
で、この大阪地検の判断で頭に何冊かの本が浮かんできて...。例えば...
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しかし、大阪地検の検事たちに不満はないのだろうか。みんながみんな、今回の決定に満足しているのだろうか。あとから、こんな人が出てきたりしないだろうか。
- 作者: 田中森一
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映画でいうと、古いけど、これなのかなあ。
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しかし、これで不起訴となると、これからは公文書の隠蔽や改ざんに躊躇して、こんなことは「正しくないんで」と若手の公務員が悩んで泣いていたりすると、上司は、どこかの大学のアメフト・コーチのように「おまえのそういうところが駄目なんだ、優し過ぎる、相手に悪いと思っているんだろう。優し過ぎるところがおまえの駄目なところなんだ」と説教されてしまうのかなあ。「あのときはあれだけやっても不起訴だったじゃないか」って、言うのかなあ。
日本は、法治国家じゃなくて、この本のタイトルのような社会なのかなあ。
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