2004年の株式市場は「福」だった?

2004年の東京株式市場は、底堅い日本経済を映し日経平均株価が2年連続で上昇した。30日の大納会では日経平均は前日比107円20銭高の1万1488円76銭を付け、約5カ月半ぶりの高値で1年を締めくくった。年間の上昇率は7.6%。今年は外国人や個人投資家の売買が特に活発となり、東京証券取引所の総売買代金は約343兆円と過去最高を更新した。

 国内も海外も天変地異の1年だったが、株式市場のほうは平穏無事。回復基調が続いた。1995年も、阪神大震災やら、オウムのサリン事件やら、荒れた1年だったが、日経平均は年間でプラスだった。社会は株価と連動するわけではない、ということか。